インド スリランカ
スリランカにも有名な紅茶の産地が多く、ウバ・ヌワラエリア・ディンブラ・キャンディ・ルフナを生産しており、「ファイブ・カインズ・ティー」と呼ばれています。
紅茶の輸出量もインドを抑え、第一位で、セイロンティーと呼ばれている紅茶のほとんどがここスリランカで生産されています。 
 その中でも、ウバは世界三大銘茶の一つでもあります。


ウバの特徴
 ウバには、7〜8月に吹くモンスーンの影響で出来る爽やかなフルーツのような香りと刺激的な強い渋みが特徴で、特にハイ・グロウン(高産地)で作られる茶葉は高級品として評価されています。ウバが世界三大銘茶と呼ばれるのはこのパンチのある渋みが大きな魅力になっているからです。


ディンブラの特徴
 ディンブラは、ダージリンのような強い香りもなければ、アッサムのような濃厚さもないオーソドックスな茶葉ですが、そのオーソドックスな味わいが魅力的であり味は強すぎず、スッとのどを通りすぎる程度の渋みが、バランスが取れていて飲みやすいといわれています。
また、他の茶葉とブレンドする際にも用いられており、他の茶葉の個性を尊重できる貴重な茶葉です。


ヌワラエリアの特徴
 あまり日本では聞き慣れない紅茶ですが英国では「リトルイングランド」といわれる程、英国の人々に親しまれています。ヌワラエリアはスリランカでも標高1800メートルの高産地にあり、朝、夕の温度差が激しいので、茶葉の栽培にも大きく影響します。温度差が激しいと渋み成分が増え、濃厚な渋みとコクが出ます。それがハイ・グロウンで生産されるヌワラエリアの特徴です。


キャンディの特徴
 
キャンディは、ウバやヌワラエイアと違いローグロウン(低産地)で栽培されるため、風味や個性が弱い。また渋みや香りも少ないのでソフトテイストの紅茶として好まれています。味や香りに個性がないものの、水色の美しさに魅力がありアイスティーなどを作る際に用いられることが多い。アイスティーを作るときに他の紅茶だとクリームダウン(渋み成分のタンニンが冷やす際に白くに濁ってしまうために起きる現象)が起きやすいがキャンディの場合は渋みが少ないのでクリームダウンしにくい。キャンディ地方は初めてセイロンティーが誕生した歴史深い地域でもあります。


ルフナの特徴
 ルフナもまたあまり日本では聞き慣れない紅茶ですが、スリランカの南部で生産されており、ローグロウンで栽培された茶葉ですが、ルフナは他の地域に比べ気温が高いので茶葉の生長が良く、同じローグロウンのキャンディとはまた違った個性あります。程よい渋みとスモーキーな香りが特徴の紅茶です。現在はルフナという地名は無く、サバラグムワという地名になっていますが、その名前は紅茶名として現在も語り継がれています。