安徽省
福建省
雲南省
お茶の歴史はとても古いですが、その中でも一番古いのが中国茶です。中国茶は、今現在ある紅茶や日本茶の元にもなっています。
お茶の葉が作られたのが中国の雲南省が始まりと言われており、そこから東南アジアや日本に広められたと言われています。また、同じアジアで台湾もお茶の産地として有名です。
中国では、唐の時代から庶民の間でお茶が普及し、始めは餅茶(ぴんちゃ)と呼ばれる固形のお茶でした。そこから改良を重ね明の時代に現在の散茶の形(リーフ状)になりました。また「茶経」(ちゃきょう)と呼ばれるお茶の専門書も出され現在でも読み継がれています。
日本で主流である緑茶も中国からきており製茶の技術が向上し、釜炒り製法により緑茶が作られました。
そうして、様々な製法や醗酵のさせ方の違いにより沢山の種類の茶葉ができました。ここでは、中国茶の種類と原産地別のお茶の紹介をお話いたします。
中国茶の歴史
中国茶の種類
中国茶の種類は主に色による6つの分け方からなります。青茶・緑茶・白茶・黄茶・紅茶・黒茶の6種類です。色の違いは製造方法の違いによるもので、無醗酵茶・醗酵茶・菌の作用で醗酵するお茶などの作用により水色が変わってきます。
緑茶・・・【無醗酵茶】揉んだ茶葉をすぐに加熱し醗酵を止めたお茶。日本では蒸して醗酵を止めるが中国茶の多くは釜炒りして醗酵を止めています。
白茶・・・【弱醗酵茶】摘んだ茶葉をそのまま自然醗酵させて、乾燥させて作ったお茶です。香りや味はデリケートで口当たりがまろやかです。
黄茶・・・【後醗酵茶】摘み取った茶葉をそのまま加熱し醗酵を止めて後から揉んで茶汁を出す「悶黄〜モンオウ」といわれる方法で作られたお茶です。
青茶・・・【半醗酵茶】よく知られている烏龍茶がこの青茶です。青茶は香りがとてもよくこの香りを引き出すために茶葉をしおらせ、ゆっくりと茶葉の水分を蒸発させ酸化酵素の働きを促し熱を加え、揉んで作る、醗酵法の中で一番難しいとされています。
紅茶・・・【完全発酵茶】茶葉をしおらせて自然発酵し、揉んだ後にまた醗酵室に入れ後醗酵させたお茶です。
黒茶・・・【後醗酵茶】乾燥させる前の緑茶に加熱加湿して、菌によって後醗酵させ長期間熟成させたお茶です。プーアル茶が黒茶の代表です。
この6種類以外に、緑茶や烏龍茶の葉に花の香りをつけた花茶と呼ばれるお茶があります。代表的なものに茉莉花茶(ジャスミン茶)があります。
〜原産地別のお茶の種類〜
安徽省・・・世界三大銘茶の一つであるキーマン紅茶の産地。その他にも黄山毛峰(こうざんもうほう)と呼ばれるお茶や錦上添花(きんじょうてんか)と呼ばれるお茶など紅茶と緑茶の栽培が多い産地です。
福建省・・・福建省では、主に青茶の生産が有名です。安渓鉄観音(あんけいてつかんのん)や正山小種(ラプサンスーチョン)などが有名です。あと忘れてはいけないのが、私たち日本人もよく飲んでいる烏龍茶がここ福建省でも作られています。
雲南省・・・ここは伝統的な黒茶や緑茶、固形茶、工芸茶の名産地です。代表的なものでプーアル茶や餅茶(へいちゃ)も有名です。
台北県
南投県
台湾茶
台北県・・・ 東方美人が銘青茶として有名で、甘い果物のような香りと花のような香りがある醗酵度の高いお茶です。その他にも、文山包種(ぶんざんほうしゅ)が有名です。
南投県・・・ 凍頂烏龍茶が世界的に有名で台湾といえば『凍頂烏龍茶』と言われる程です。その味は今私たちがよく口にしている烏龍茶とは全く異なる程、醗酵度が低く水色も明るく口当たりのよいまろやかな味わいがあります。また最近では、阿里山周辺、標高1000m以上の原生林を切り開き作られた高山烏龍茶も銘茶の一つになっています。
中国同様、台湾のお茶も近年注目されています。その中でも特に、台北県の
「東方美人」、南投県の「凍頂烏龍茶」「高山烏龍茶」が有名です。